私たちについて
すきまで困っている親子を応援します!
今日、子どもたちの状況は多様化しており、一律の公共サービスでは健全な成長も保障もサポート体制も十分ではありません。一方保護者も希薄な人間関係や不規則な仕事・不安定な労働条件の中で、不安を抱えながら子育てに奮闘しています。子どもには成長する権利があり、そして自ら成長していく力があります。個々に適切な環境を整え、保護者が安心してのびやかに子育てできる環境づくりが必要です。
私たちオレンジハートは2011年に発足しNPO法人格を取得。地域の状況に応じた一人ひとりの子どもに必要な支援を、保護者とともに生み出していきます。さらにネットワークを広げ子育て環境を充実させることで、子どもたちの健全な成長のお手伝いをします。どの子にもかけがえのない「子ども時代」を過ごし、子どもに応じた発達の機会を保障することをめざして活動しています。
さらに、子どもも大人も「ゆったりとした時間」「ありのままでいられる空間」「気楽な仲間」この三つの間「三間:さんま」が心を開き人の育ちに有効に作用していくものとして、そのような場作りを目指し活動を展開しています。
子どもの居場所づくり
【フリースクール】
学校へ行けない子どもたち、ご両親が働いていて留守家庭になっている子どもたちがホッとできる居場所として利用できます。
あそびや読書や工作、時には学習をしながら不安を取り除き、自らの可能性と自信に導くお手伝いをしていきます。
また、家庭訪問などもさせてもらっています。
【学童保育】
共働き家庭やひとり親家庭が増加している中で、放課後や学校休業日に安全安心な生活を求める声が高まってきています。学校から帰ってひとりの時間が気がかり、安心して仕事ができない。子育ての悩みが尽きない。そんな方へ放課後児童クラブとして開設しています。
また、子どもたちの放課後は、自由な時間として仲間とのんびり過ごし、楽しい時間として保証し、様々な体験を通して成長につなげていきたいと思っています。時には、冒険的な機会が、自らの危険を回避する力となって逞しく育っていきます。
また、地域の方々とのふれあいや地域の文化に触れていく経験を大切にしています。土に触れ、季節の農作物を育てみんなで食べる喜びを体験します。時には、保護者の相談も受け悩みに寄り添っていきたいと考えています。お気軽にお問い合わせください。
◆学童保育オレンジみんなの家 岡山県津山市上河原223-9
◆学童ほいくオレンジみまさかの家 岡山県美作市楢原上877
【学習サポート】
学びの喜びに出会えるよう、一人ひとりに合わせてサポートしています。(月4回個別指導)
【子ども食堂】
オレンジみんなの食堂「はんぐあうとKIDS」
いっしょにおいしいお昼ご飯を食べられるよう月1回実施。
大人の方もご利用できます。※2024年現在はお弁当形式でお渡ししています。
【作業療法の視点でのサポート】
専門家との連携で行っています。
子育て支援
【支援者のためのセミナー】
子育て中の大人・学生・子どもの支援に携わる大人・教育関係者・一般市民を対象に「子どもを取り巻く現状と課題」についてセミナーを学びの場として提供企画しています。
月1回保護者の集まりを開催しています。日々の悩みや大人たちで話せる気楽なおしゃべりな時間として「ほのぼのタイム」を開催しています。(グループカウンセリング) また、保育者・教育者・学生など様々な大人を対象に学べるセミナー等の企画も都度実施しています。
【カウンセラーによる悩み相談】
対人関係・不登校の悩み・様々な子育ての悩みを誰かに話すことからスタートすると解決の糸口に近づくことがあります。気軽にご相談してください。
※就労支援など他団体とも共同事業として積極的に行っています。
【フードバンク/フード&ライフドライブ】
オレンジハートでは食品ロス問題に積極的に取り組んでいます。包装の印字ミスや賞味期限が近い食品、規格外の農作物などのご寄付を受け、必要な団体へ提供したり子ども食堂で活用しています。併せておうちで眠っている食品を必要な方へお渡しする『フードドライブ』活動も定期的に行っています。
応援メッセージ
からだと心をいっぱい動かして、遊ぶことは学ぶこと
—遊びは子どもの主食です―
好奇心がいっぱいの子どもたちは、知りたがりで、学ぶことが好きです。でも、幼い子どもの学びは、頭で学ぶのではありません。手で学び、足で学び、からだと心をいっぱいに動かして学ぶのです。
だから、子どもたちは、遊びが大好きなのです。遊びは、イキイキ・ワクワク・ハラハラ・ドキドキ、仲間と一緒に、手足とからだと心をいっぱいに動かすからです。そこには楽しさ・面白さ・心地よさがいっぱい詰まっています。子どもにとっての遊びは成長に向けての主食であり、実は大切な大切な学びの機会でもあるのです。
晴れた日には裸足になって、大地のぬくもりを味わいましょう。暑い日には、体いっぱいに水を浴び、肌を這う水の流れを感じ取りましょう。時には、森に行き、野草を摘み、木々が放つ臭いを胸いっぱいに吸い込みましょう。昆虫を追いかけ、木の実を求めて木登りをしましょう。疲れたら木陰で横になって、しずかに森を渡る風の音を聴きましょう。そして空想や想像をめぐらすひと時を楽しみましょう。
子どもたちと一緒に、お父さん・お母さんも、自然の中で体を動かし、一緒に遊び、汗を流してみませんか。時には心を空っぽにして、時の流れに身をゆだね、ゆっくりのんびりしてみませんか。
オレンジハートが準備している素敵なひと時は、せわしない日々を送らざるえない親と子にとって、からだと心を生き還らせる大切な取り組みだと思います。ゆっくり、そしてしっかりと大地を踏みしめ、人間らしく歩んでいくためにも、オレンジハートの取り組みを推薦いたします。
早稲田大学名誉教授
日本子どもを守る会会長
増山 均
スタッフ紹介
理事長 角野いずみ